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警棒の仕組みと買い方|護身用としての選び方・法律上の注意点を徹底解説

警棒

2027年に戦争か?とのうわさが立ってますね。

どうなるかわかりませんが、自己防衛する手段は持っておきたいところです。

そこで、我が家では前回紹介した防刃パーカーと一緒に警棒も購入しました。

軽く振ると「シャッ」と3段階伸びるヤツですね。

軽く振り回せますが重量もけっこうあって人の体に当てれば骨は折れるでしょう。

使わずに済むことを願いたいですね。

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そこで、警棒はどんな仕組みなのか、どんなものを買えばいいのか、についてまとめました。

目次

警棒とは何か?

警棒とは、主に護身や防犯を目的として使用される棒状の道具で、突きや打撃によって相手を威嚇・制止するための器具です。警察官が携帯する正式な装備としても知られていますが、近年では一般人向けの「護身用警棒」も多く販売されており、特に女性や夜間に外出する機会が多い人からの需要が高まっています。

このような警棒は、持ち運びしやすいように伸縮式や折りたたみ式になっているものが多く、使うときには瞬時に展開して自衛に使用できる構造になっています。素材も多様で、軽量で扱いやすいアルミ製から、強度の高いスチール製、衝撃吸収性に優れたポリカーボネート製まで、用途やユーザーに応じたバリエーションが揃っています。

また、近年の防犯意識の高まりにより、単なる打撃道具としてではなく、威嚇用としても活用されており、「使わないで済むこと」を前提とした護身の最終手段として認識されるようになっています。

警棒の種類と構造

警棒にはさまざまなタイプが存在し、それぞれの構造や機能によって用途が異なります。ここでは主に一般向けに流通している代表的な警棒の種類とその構造について詳しく解説します。

1. 伸縮式警棒(テレスコピック警棒)

最も一般的で人気が高いのが「伸縮式警棒」です。複数の金属パーツが入れ子状に収納されており、使用時には振るだけで一気に伸びて展開します。

  • 構造:フリクションロック(摩擦によって固定)やスプリングロック(バネで固定)などの方式がある。
  • 素材:スチール製は強度に優れ、アルミ製は軽量で扱いやすい。高級モデルにはチタン合金やカーボン製も存在。
  • 特徴:収納時はコンパクトでポケットやバッグに収まりやすく、緊急時の展開が非常に迅速。

2. 一体型警棒(固定式)

こちらは常に一定の長さを保つ棒状の警棒で、伸縮しない分、強度と安定性に優れています。プロの警備員や一部の警察装備として採用されることがあります。

  • 構造:単一素材でできており、曲がりにくく壊れにくい。
  • 素材:強化プラスチックや木製、スチールが主流。
  • 特徴:持ち運びは不便だが、信頼性が高い。

3. バトンタイプ・特殊警棒

一部には、スプリングで自動展開する「オートバトン式」や、先端に電気ショック機能やライトが付いた多機能タイプも存在します。ただし、日本ではこれらの一部は法律上の制限がかかる可能性があります。

  • 構造:内部にスプリングが仕込まれ、ボタン操作で自動展開。
  • 特徴:操作は簡単だが、メンテナンスと安全管理がやや複雑。

各タイプはその構造や用途に応じてメリット・デメリットがあり、使う人の目的や使用環境に合わせた選択が重要です。

使用時の仕組みと注意点

警棒は、いざというときのために素早く安全に使えることが重要です。ただし、使い方を誤ると自分自身や周囲に危険が及ぶ可能性もあるため、正しい扱い方と注意点を知っておくことが必要です。

1. 展開方法と収納方法

伸縮式警棒の場合、以下のような仕組みで操作されます。

  • 展開:警棒を強く振ることで、内部のパーツが遠心力により飛び出し、摩擦やロック機構によって固定されます(フリクションロック式)。
  • 収納:使用後は硬い地面などに垂直に打ち付けることでロックが解除され、手で押し込んで収納します。無理に手で押し込むと故障やケガの原因になるため注意が必要です。

※バネ式タイプではボタン操作で自動展開・収納できるものもありますが、力のかかる部分に不具合が出やすいため、定期的な点検が必要です。

2. 正しい持ち方とグリップの特徴

  • 基本の握り方:グリップはしっかりと手のひら全体で包むように持ち、親指を軽く添えることで安定性を保ちます。
  • グリップ素材:ゴム製や樹脂コーティングされたものが多く、滑り止め加工が施されています。汗や雨でも手から滑りにくい構造になっています。

長時間持ち歩く場合は、手にフィットするグリップ形状のものを選ぶと疲れにくくなります。

3. メンテナンスと安全な扱い方

警棒は定期的なメンテナンスを行うことで、展開・収納時のトラブルを防げます。

  • 可動部に軽く潤滑剤を塗布:動きが鈍くなった場合は、グリスではなく、乾燥タイプの潤滑剤を使用しましょう(油分の多い潤滑剤はロックが効かなくなる可能性があります)。
  • 汚れを拭き取る:使用後や持ち歩いた後は、埃や水分をしっかり拭き取りましょう。特にロック部分は清潔に保つことが重要です。

安全性を保つためにも、「練習」「点検」「保管」の3つの習慣を心がけましょう。

警棒購入時の法律と規制

警棒は護身用として非常に有効なアイテムですが、日本国内ではその所持や使用に関して法律上の規制が存在します。購入前にこれらの法的ルールをしっかりと理解しておくことが非常に重要です。

1. 日本国内での所持と使用の法的制限

日本では、警棒は「武器等製造等取締法」や「軽犯罪法」の対象になることがあります。

  • 武器等製造等取締法:正当な理由なく「特殊警棒(伸縮式など)」を所持していた場合、違法と見なされる恐れがあります。
  • 軽犯罪法:公共の場で周囲に危険や不安を与えるような形で所持していた場合、「正当な理由のない携帯」として処罰される可能性があります。

つまり、「護身用」「自衛のため」などの理由があっても、具体的な状況によっては違法となるケースがあるため、非常にグレーな位置づけとなっています。

2. 警棒の持ち運びに関する注意点

特に注意したいのが、持ち運び時の取り扱いです。

  • 鞄やポケットに入れて携帯することは原則NG:警察官に職務質問された場合、違法所持とみなされる可能性があります。
  • 車内保管もリスクあり:車に置いていた場合でも「武器としての準備行為」とされることがあります。

やむを得ず持ち運ぶ場合は、正当な理由(例:護身用品として講習会に持参する、イベントの展示物として運搬するなど)が証明できる状態でなければなりません。

3. 違法所持とならないための知識

以下の点をしっかり守ることで、トラブルを避けられます:

護身用品として正規販売店で購入する:信頼できる店舗や通販サイトから購入し、商品説明や注意点をよく読んで理解することが大切です。

自宅での保管・訓練用としての所持にとどめる:公共の場では使用しない、持ち出さない。

所持目的をはっきりさせる:必要に応じて購入証明書や注意書きを保存しておくとよいでしょう。

警棒の買い方と選び方

護身用として警棒の購入を検討する際には、法律に配慮しながら、信頼できる販売先と自分に合ったタイプを見極めることが重要です。ここでは、購入方法や選び方のポイントを詳しく解説します。

1. 通販での購入方法と注意点

警棒は一部の専門店やオンラインショップで購入可能ですが、購入の際には以下の点に注意しましょう。

  • 正規販売店を利用する:護身用品専門の通販サイト(例:セキュリティショップ、ミリタリー用品店など)では、法律に則った製品が販売されており、安心です。
  • 商品説明と注意書きをよく確認:用途や使用上の注意、保管方法について詳しく記載された商品を選ぶことが重要です。
  • 未成年の購入不可:多くの販売店では18歳未満の購入を禁止しており、年齢確認が求められる場合もあります。

また、購入後は「室内での訓練用途」や「展示用」など明確な使用目的を持ち、公共の場へ持ち出さないようにしましょう。

2. 店頭での選び方と確認ポイント

店頭での購入の場合は、実際に手に取って重さやグリップ感を確認できるのがメリットです。

  • 重さとバランス:軽量すぎると威力に欠け、重すぎると操作性が落ちるため、扱いやすい重さを確認しましょう。
  • グリップの握りやすさ:手にフィットし、滑りにくい素材が使われているかをチェックします。
  • 展開と収納のしやすさ:スムーズに動作するかどうか、ロックが確実に効くかを実演で確認できれば理想的です。

スタッフに法律やおすすめモデルについて相談できる点も、店頭購入の利点です。

3. 護身用としてのおすすめモデル紹介(例)

  • スチール製伸縮式警棒(21インチ)
    強度重視の方におすすめ。威嚇効果が高く、重量感あり。
  • アルミ合金製軽量タイプ
    女性や非力な人向け。軽くて扱いやすいが強度はやや低め。
  • ラバーグリップ付きモデル
    握りやすさと滑り止め効果を両立。長時間の所持でも疲れにくい。

選ぶ際には「自分にとって使いやすいか」「自宅で安全に保管できるか」を基準にしましょう。

使用はあくまで最終手段

警棒は非常に有効な護身用ツールですが、その使用には常に「慎重な判断」と「責任」が求められます。自衛のためであっても、使い方を誤れば自分自身が加害者と見なされる可能性もあるため、ここでは使用にあたっての心構えを解説します。

1. 自衛の基本は「使わないで済む状況を作る」

護身の原則は、「危険を避けること」です。警棒を持っていることで安心感が生まれる一方で、それに頼りすぎてしまうと逆にトラブルに巻き込まれやすくなります。

  • 夜道では明るい道を選ぶ
  • 不審者に遭遇したら距離を取る・逃げる
  • 人通りの少ない場所ではスマホをしまい、周囲に注意を払う

こうした日常的なリスク回避の行動が、護身の第一歩です。

2. トラブル回避とリスク管理

万が一、警棒を使う必要がある状況に陥った場合も、「相手を傷つけない範囲」での使用が求められます。警棒は「相手を排除するための武器」ではなく、「自分の身を守るための防具」として考えるべきです。

  • 威嚇や退避のための使用を優先
  • 必要最小限の力で対応する
  • 状況が落ち着いたら速やかに警察に通報

これらの行動が、「正当防衛」として認められるかどうかの分かれ目になります。

3. 正しい知識と責任を持って使用する重要性

警棒を持つことは、ある意味で「自分の身を自分で守る」責任を引き受けることでもあります。そのためには、以下のような意識が求められます。

  • 法律を理解して正しく所持・使用する
  • 過信せず、常に回避を最優先に考える
  • 家庭内でも誤用がないよう、しっかり保管する

護身用具は「使わないで済むこと」が理想です。警棒の所有はその一手段であり、最終手段であることを忘れてはいけません。

まとめ

警棒は、防犯意識の高まりとともに注目を集めている護身用アイテムの一つです。伸縮式や一体型、さまざまな素材やロック機構が存在し、自分に合ったモデルを選ぶことで「いざという時」の備えとなります。

しかし、その便利さや威力ゆえに、取り扱いには法的制限や社会的責任が伴います。日本国内では正当な理由がない限り、持ち歩くだけで軽犯罪法や武器等製造等取締法に抵触するリスクもあるため、所持は自宅や訓練用にとどめ、公共の場に持ち出さないことが基本です。

購入にあたっては、信頼できる専門店や通販サイトを選び、商品情報と法律の両方をしっかり確認することが大切です。また、使用する状況にならないよう日常の危機回避も意識し、「使わないで済むための備え」として警棒を位置づけることが、安全と安心に繋がります。

正しい知識とマナーを持って警棒を扱い、身を守る力を育てましょう。

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この記事を書いた人

市販JPライターの「買い物中毒」です!浪費はほどほどにしつつ、購入したもの、気になったものを紹介しています!

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